DanceDanceDance@YOKOHAMA2018 事業報告書
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52三溪園 観月会日程会場出演観覧・入場来場・参加者主催9/21(金)~25(火)三溪園 内苑・臨春閣七々扇流、シャンティ・ドラゴン、横浜雅楽会、アトリエ箏こだま、錦心流中谷派襄水会入園料:大人(高校生以上)700円、子供(小中学生)200円、横浜市在住65歳以上200円 他2,655人三溪園従来、観月会では三溪園の庭園や敷地内にある三重塔などの歴史的建造物をライトアップするとともに、紀州徳川家の元別荘という由緒をもつ臨春閣を舞台に演奏や舞踊の上演を行っている。今回は、創設者・原三溪の生誕150周年にちなみ、三溪が遺した『濱自慢』の曲に横浜で開港期に発祥した日本舞踊の流派・七々扇(ななおうぎ)流が振付をした舞踊を含む演目を加えた。同曲は、関東大震災後に横浜の復興を祈り、原三溪が作詞し巷間に広めた曲で、作曲を七々扇流の三代目家元・小橘(こきつ)が担当したもの。曲調が長らく不明だったが、近年レコードが発見され明らかとなった。福留麻里×村社祐太朗 新作公演 『塒出』日程会場出演観覧・入場来場・参加者主催9/28(金)~30(日)STスポットダンス 福留麻里/テキスト 村社祐太朗前売一般3,000円、25歳以下2,000円/当日一般3,500円、25歳以下2,500円158人STスポット(認定NPO法人STスポット横浜)日常的な動作や物の感触や佇まいから動きの始まりを見つけるダンサー福留麻里と気鋭の演劇カンパニー・新聞家(しんぶんか)を率いる演劇作家 村杜祐太朗によるコラボレーション公演を行った。テキストに描かれているのは、盆踊りが催されるある自治体のお祭りの風景とそこに集う人々の様子。そこから見え透く地域の「言い淀み」を少女の視点から克明に描写していき、そのテキストを福留はオリジナルに創作した盆踊りを踊りながら、発話していく。言語とダンス、テキストと身体の共振と軋みから創出される表現方法を探求した。踊りと空間の公演 『朝ごはん』日程会場出演観覧・入場来場・参加者主催9/28(金)~30(日)BUKATSUDOasamicro(踊り)、千田泰広(美術)、種子田 郷(音楽)2,000円154人BUKATSUDO朝ごはんを自身のテーマとして精力的に活動しているダンサーasamicroと、国内外で高い評価を得て活躍する美術家の千田泰広、サウンドアートユニットproject suara主宰であり数多くの舞台を手掛ける音楽家の種子田郷のコラボレーション公演を開催した。参加者は、国内外の展示や公演で大忙しの3人がこの日のために作りあげる空間を、堪能した。ダンスインライフ・ヨコハマvol.7CAT-A-TAC Presents『マリアージュ』日程ワークショップ会場演出・振付出演観覧・入場参加費来場・参加者主催10/20(土)~21(日)9/9(日)(公演)関内ホール 小ホール、(ワークショップ)吉野町市民プラザ藤田善宏野口卓磨、跡部舞、五十嵐結也、国枝昌人、山﨑麻衣子、宮本悠加、関口奈々、渡邉未有藤田善宏一般3,500円、学生2,500円、子供1,000円、親子ペア4,000円1回目:500円、2回目:2,000円556人関内ホール「暮らしの中にアートを、人生にダンスを」をテーマに、2010年からスタート。親しみやすく、かつ芸術性の高いダンス作品を紹介する横浜発のコンテンポラリーダンス事業として、質の高い魅力ある公演を実施してきた。今回の『マリアージュ』では多種多様な10人が台詞を用いず身体表現で伝える演劇的なダンスを上演、「また観たい」「1日横浜を楽しめ大満足」など、来場された方々から高評価を得ることができた。© 金子愛帆photo: 松本和幸

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