
エリア50代
身体の今に向き合い、未知の表現を探る、50代のダンサーの新境地
「エリア50代」は、小林十市、近藤良平というスタイルの異なる50代のダンサーそれぞれのソロと、もう1人の50代の豪華なゲストダンサー(安藤洋子、伊藤キム、平山素子、SAM)のソロからなるトリプルビルです。上演作品は、各ダンサーが指名した振付家と創り上げます。公演の前後にはトークの時間を設け、作品をめぐるダンサーの経験と身体感覚を観客と共有します。
ダンスが最先端のアートとして脚光を浴び、オ能あふれるダンサーや振付家が世界的に活躍するようになってから、はや数十年。今や50歳を過ぎて第一線で踊り続けるダンサーも珍しくありませんが、そんな彼らも時が経つにつれ身体や感覚は変化し、思い通りに動けない歯がゆさを感じることもあるのでは…。50代のダンサーたちが自身の身体とじっくり向き合い、新たな創造へ向かうことを願って、小林十市は「エリア50代」を企画。
あらゆる世代の、好奇心旺盛なダンスファンにお勧めです。

公演詳細
- 公演日時
-
2021年9月23日(
木)
~
2021年9月26日(
日)
全日 18:00開演(17:30開場)
[出演日]
9月23日(木・祝) 小林十市、近藤良平、安藤洋子
9月24日(金) 小林十市、近藤良平、SAM(TRF)
9月25日(土) 小林十市、近藤良平、伊藤キム
9月26日(日) 小林十市、近藤良平、平山素子
- プログラム
小林十市 × アブー・ラグラ
近藤良平 × MIKIKO
安藤洋子 × ウィリアム・フォーサイス
SAM(TRF) × 佐野登
伊藤キム × BOXER & Hagri
平山素子 × 笠井叡
- 会場
-
KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>
チケット
- 金額
全席指定
一般4,000円
U24 (24歳以下)3,000円、高校生以下1,000円
シルバー(65歳以上)、障害者手帳をお持ちの方は一般料金から500円引き
- 発売日
- 2021年6月28日( 月 )
- チケット購入
取扱い - チケットかながわ
出演者情報

小林十市
ダンサー・振付家
1969年生まれ。1979年に小林紀子バレエシアターでバレエを始める。その後、数々の賞を受賞し、1989年、スイスのベジャール・バレエ・ローザンヌ(BBL)に入団。『春の祭典』、『火の鳥』、『くるみ割り人形』、『シエラザード』等数多くのベジャール作品に出演。BBLを退団後、世界各国のバレエ団にベジャール作品の振付・指導を行っている。2004年『エリザベス・レックス』で俳優デビュー。以後、テレビドラマや映画、ラジオなどに出演するなど俳優、ダンサー、振付家として活躍している。
祖父は落語界初の人間国宝、故・五代目柳家小さん、弟は噺家・柳家花緑。
Twitter:@maybeisao

近藤良平
コンドルズ主宰 / 振付家・ダンサー
1968年生まれ。ぺルー、チリ、アルゼンチン育ち。第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞。第67回横浜文化賞受賞。
TBS系列「情熱大陸」、NHK総合「地球イチバン」等出演。NHK教育「からだであそぼ「内「こんどうさんちのたいそう」、NHK総合「サラリーマンNEO」内「テレビサラリーマン体操」などで振付出演。NHK連続テレビ小説『てっぱん』オープニング振付も担当。NHK大河ドラマ『いだてん』ダンス指導、私立恵比寿中学の振付など、映画、TV、PV、CMなど、振付多数。
彩の国さいたま芸術劇場次期芸術監督
http://www.condors.jp/
Twitter:@ryoheikondo0

安藤洋子
振付家 / ダンサー
横浜生まれ。木佐貫邦子に師事。2001年よりフランクフルト・バレエ団に初のアジア人として入団。2004年フランクフルト・バレエ団解散後、ザ・フォーサイス・カンパニーに在籍し、カンパニー解散までの15年間、ソリストとして世界各国で40作品に出演。カンパニーの活動以外では、自身が作/演出/出演するダンス作品の発表のほか、国内外の音楽家や現代美術家等とのコラボレーション、メディアテクノロジーを使ったダンスの創作と教育などにも積極的に取り組んでいる。現在、横浜とニューヨークを拠点に活動。
ZOU-NO-HANA BALLET PROJECTリーダー。神奈川県共生共創事業「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー」プロジェクトリーダー。

SAM(TRF)
ダンサー / ダンスクリエイター
15歳でダンスの面白さを知り、10代でディスコダンス、ブレイクダンスに出会う。単身ニューヨークへ。帰国後、TRFコンサートの振付、構成、演出に加え、ダンスクリエイターとしてV6、浜崎あゆみ、BoA、東方神起、郷ひろみなどのアーティストの舞台も手掛ける。
2016年、一般社団法人ダレデモダンスを設立、代表理事に就任。誰もがダンスに親しみやすい環境を創出し、子どもから高齢者まで幅広い年代へのダンスの普及と質の高い指導者の育成、ダンサーの活躍の場の拡大を目指す活動を行っている。最近では、日本最古の伝統芸能「能」の舞台にダンサーとして初めて出演した。
http://www.soulandmotion.com/
http://www.daredemodance.or.jp/
Twitter:@sam0113

伊藤キム
振付家 / ダンサー / フィジカルシアターカンパニーGERO主宰
フィジカルシアターカンパニーGERO主宰。舞踏家・古川あんずに師事。95年「伊藤キム+輝く未来」を結成。96年フランス・バニョレ国際振付賞、02年第一回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞、08 年横浜文化賞奨励賞。05年にバックパックを背負って半年間の世界一周の旅に出る。15年新カンパニーGERO を結成。17年以降北アルプス国際芸術祭、瀬戸内国際芸術祭に出演。18年に16年ぶりとなるソロ作品『病める舞姫』を発表。創作だけでなく子どもや一般市民へのWSも多数。かなっくホール(横浜市神奈川区)レジデンスアーティスト。
http://gero.kim/
Twitter:@kimitoh

平山素子
ダンサー / 振付家
静謐さと昂揚を自在に奏でるダンサーとして観客の熱い支持を集め、06年スヴェトラーナ・ザハロワ(ボリショイ劇場バレエ団)に『Revelation』を提供し、振付家として頭角を現す。新国立劇場では07年『Life Casting』で朝日舞台芸術賞、09年2台ピアノ版によるデュオ作品『春の祭典』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、江口隆哉賞を受賞。16年スペイン・バスク地方やアイヌ伝承音楽とのコラボレーション作品『HYBRID』では大規模な欧州ツアーを成功させる。伝統芸能からAI、宇宙開発などジャンルを超越したプロフェッショナルとの協働作業にも積極的に取り組んでいる。筑波大学体育系准教授。
http://www.motokohirayama.com/
Twitter:@motokohirayama